第21回九州高気圧環境医学会開催にあたって

学会長 川嶌 眞之
(社会医療法人玄真堂 川嶌整形外科病院 院長)

 第21回九州高気圧環境医学会を2021年7月3日(土)に大分県中津市で開催させて頂くこととなりました。伝統ある本学会を当院で開催させていただきますのは、第4回(2003)、第12回(2011)に次いで3回目となり大変光栄に思っています。

 皆様方におかれましては、新型コロナウイルス感染症への対応に大変なご苦労をされておられることと思います。本大会におきましても2020年の開催を延期することととなり、会員の皆様をはじめ、ご講演を引き受けて頂きました先生方、協賛を頂きました各企業の皆様方に大変ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。ここに来てようやくワクチン接種が始まり、元の生活に戻る大きなステップを踏んだのではないかと期待しています。

 さて、今回の学会テーマには「捲土重来」を掲げております。高気圧酸素治療の分野においては、長らく診療報酬が低く設定されており、その有用性に対して収支が見合わない点が度々物議を醸しておりました。治療設備の維持にかかる莫大な費用を前に、やむなく撤退する医療機関も見受けられるなか、関係各者の長年のご尽力により2018年度診療報酬改定にて報酬点数が大幅に改善されました。今後更なる飛躍を目指し、効果的な治療法や様々な医療分野との連携など、今こそ活躍の場を広げる絶好の機会と考えております。また、新型コロナウイルス感染症の克服への期待も込めたいと思います。本学会が高気圧環境医学の発展の一翼を担うものとして、有意義な学会になることを心より願っております。

 開催に際して、今回は特別講演を2題企画しました。まずは潜水医学においても著しい発展を遂げている中国から、上海交通大学の石路(シー・ルー)先生に「中国における高圧医学および潜水医学研究の現状 ~海底1万メートルへの挑戦~」をご講演いただきます。石先生には皆様の前で直接ご講演していただきたいところではございますが、来日は難しいと判断し、ビデオでの講演を予定しております。次にナノプラネット研究所の大成博文先生に「光マイクロバブルで切り拓く医療・介護の新世界」と題してご講演いただきます。さらに、ランチョンセミナーでは昨今話題の医療AI分野より、株式会社木許森メディカルホールディングス代表取締役の木許心源先生に「医療におけるDXとSDGSのあり方」をご講演いただきます。

 開催時期には医療関係者では多くの方がワクチン接種を終えていることと思います。とはいえ、新型ウイルスも変異株へとシフトしながら依然として猛威を振るっています。このような状況を鑑みて、今回は会場での開催と併せてオンライン配信(Webinar)を併用したハイブリッドで開催することといたしました。私どもにとっては未経験の開催形式であり、ご不便ご迷惑おかけするかもしれませんが、関係者一同一丸となり最善を尽くす所存でございます。

 オンライン参加でも生涯単位取得が可能となりますので、多くの皆様のご参加と活発なご討議をよろしくお願い申しあげます。

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