第21回九州高気圧環境医学会開催にあたって

学会長 川嶌 眞之
(社会医療法人玄真堂 川嶌整形外科病院 院長)

 第21回九州高気圧環境医学会開催にあたり僭越ながら御挨拶申し上げます。

 皆様方におかれましては、新型コロナウイルスへの対応に大変なご苦労をされておられることと存じます。本大会においても2020年の開催を取りやめる結果となり、会員皆様、講演を引き受けて下さった先生方、協賛をいただいた企業様方に大変ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。2021年1月時点では第3波による新規感染者数が多数発生しているところでございますが、開催時には状況が改善していることを期待して、2021年7月3日(土)に開催する予定で準備を進めているところでございます。

 さて、今回の学会テーマには「捲土重来」を掲げております。高気圧酸素治療の分野においては、長らく診療報酬が低く設定されており、その有用性に対して収支が見合わない点が度々物議を醸しておりました。治療設備の維持にかかる莫大な費用を前に、やむなく撤退する医療機関も見受けられるさなか、2018年度診療報酬改定にて報酬点数が大幅に改善されました。今後更なる飛躍を目指し、効果的な治療法や様々な医療分野との連携など、今こそ活躍の場を広げる絶好の機会と考えております。本学会が高気圧酸素治療の発展の一翼を担うものとして、有意義な学会になることを心より願っております。また、昨年は未知のウイルスによって、日常生活はもとより日常診療や学術活動においても様々なことが制限されました。本会が開催できるよう状況の好転を祈ると共に開催方法の工夫を凝らし、本年はなんとしてもこの状況を打破したいと考えております。

 開催に際して、今回は特別講演を2題企画しました。まずは中国の上海交通大学の石路(シー・ルー)先生に「中国における高圧医学および潜水医学研究の現状 ~海底1万メートルへの挑戦~」をご講演いただきます。石先生には皆様の前で直接ご講演していただきたいところではございますが、来日は難しいと判断し、ビデオでの講演を予定しております。次にナノプラネット研究所の大成博文先生に「光マイクロバブルで切り拓く医療・介護の新世界」と題してご講演いただきます。さらに、ランチョンセミナーでは昨今話題の医療AI分野より、株式会社木許森メディカルホールディングス代表取締役の木許心源先生に「医療におけるDXとSDGSのあり方」をご講演いただきます。

 新型コロナウイルスの先行きは不透明な部分がまだまだ多いところであり、計画どおりの開催ができるか不安な点は残りますが、感染防止に十分配慮したうえで、皆様にとって実り多き学会となりますよう、関係者一同、一丸となり最善を尽くす所存でございます。

 皆様のご参加を心よりお待ち申しております。

演題募集中バナー
資料ダウンロード(PDF)
学会事務局
〒871-0012 大分県中津市宮夫17
社会医療法人玄真堂
川嶌整形外科病院 高気圧治療科
0979-24-0464
電話受付時間 9:00 ~ 18:00
Copyright © 2020 KSHM21 Secretariat