看護部のご紹介看護師を目指している方へ

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教育体制

看護教育体制

玄真堂は1981年3月5日に設立して以来、一貫して「人財教育」に力を注いできました。
川嶌理事長の崇高な理念の中で、「職員は法人のみならず地域社会、大きく言えば国家社会の財産となる人財育成」をモットーにグローバルな視点で社会貢献できる人財育成を目指しています。

当院では1990年より、教育専従の師長を教育担当者に配置しています。
新人教育をはじめ他のスタッフ教育、委員会活動の土壌作りをしています。

平成22年4月より医療安全の推進や看護の質向上、新人看護職の早期離職防止のために看護の臨床研修制度が努力義務化されました。より一層のきめ細やかな教育体制と教える側の人財教育が必要になります。
看護部ではクリニカルラダーを柱に教育体制を整え、固定チーム-ナーシングの中で教育担当者、継続教育委員会と共に各職場の先輩が支える屋根瓦方式をとっています。「全員で育てる職場風土づくり」を目指し日々努力しています。

今後も、世界水準の医療、一歩先行く看護を目指し、患者様や職員のために何が出来るのか真剣に考え、心のこもった医療・ケアを提供できよう努力していきたいと思います。職員ひとりひとりの可能性や能力を信じて、個人の強みを引き出し、伸ばせるお手伝いが出来ればと思っています。一層の輝きが増すような職場環境を創って行きたいと思います。

教育理念
  • 看護部の理念に基づき、対象の方々に安心・安全と心のこもった質の高い看護サービスを提供ができる人財を育成する
  • 専門職としての使命を自覚し、主体的に自己のキャリア開発ができるよう支援する
教育方針
  • 教育方針 イメージ図実践 フットワーク
    • 理念到達にむけて目標の共有化
    • 継続した質の高い看護実践
    • 楽しく、やりがい感・自己実現できる職場
    • 品行は凛としてしなやかに
  • 思考 ヘッドワーク
    • 発想の転換、変化に柔軟に対応
    • 創意を持ち、何か新しいことを考え実行
    • 看護マネジメント
  • 愛情 ハートワーク
    • 自己受容、他者受容し否定しない
    • 相手に関心をもつ
    • 好きになる、愛すること
    • 相手の立場を理解
    • 共感のきずな(団結心)を育む
クリニカルラダーシステムと目標管理

当院では、看護職員のキャリアアップに向けてクリニカルラダーシステム(以下KAWASIMAラダー)を導入しています。 レベルは、学生、レベルI~IVの5段階に分けています。臨床実践能力は、臨床能力・教育・研究・管理・倫理・社会性の5つの能力にわけて評価を行なっています。 当院の看護部では一人一人のやる気とチャレンジする心を大切にするために自己申告制をとっています。 また、年に3回管理者との面接を通して個人の目標が組織の目標に沿っているか相談しながら目標達成に向けて支援しています。 さらに、専任の教育科長を配置し個々に応じたキャリアカンセリングを実施しております。

【KAWASIMAラダーの導入目的】

  • 個々の看護師のキャリア開発に役立て人財育成をする
  • 患者中心の看護の質向上とエンカレッジ(励ます・勇気づける)をねらう
  • 看護師の臨床実践能力を評価し、動機付けと教育的サポートの基準とする
  • 自律した看護師のプロを育成する
  • 人事考課の一要素とし給与体系に反映させる

クリニカルラダーの概念図

【新人教育】

新人育成の組織体制

《新人教育計画》

新人教育計画表

《技術習得・評価》

看護部出版の「1からわかる整形外科看護マニュアル」の項目を抜粋し前期・中期・後期にわけてデモストレーションを中心にした技術学習会をおこなっています。各部署ではチェックリストを活用し自己と他者評価を行い、マンツーマンで1つ1つ自信をもってできる項目を増やせるように指導していす。指導者も指導前に技術チェックリストを見ると進行状況がわかり指導時に役立っています。

1、2、3年目の看護師には、ファイナルテストを行い筆記、実技の確認を行い自分自身の到達度を知り次のステップにしてもらっています。

注射演習

救急演習1

 

救急演習

救急演習2

 

チェックリスト(病棟・手術室・外来)

チェックリスト
(病棟・手術室・外来)

実習受け入れ体制

現在、当院では下記の4校の実習の受け入れを行っております。学生1グループ1クールに対し1人の看護師が指導に専従する体制をとり、実習指導を通して職員の教育、看護の質の向上を目指しています。

実習受け入れ看護学校

  • 柳ヶ浦高等学校看護学科専門課程 基礎看護学I
  • 中津ファビオラ看護学校
    看護学科:基礎看護学実習I、成人看護学実習
    准看護学科:成人・老年看護実習
  • 豊前築上医師会看護高等専修学校 成人看護学実習

実習指導者による受け持ち患者の疾患説明を行っている場面

実習指導者による受け持ち患者の
疾患説明を行っている場面

シーネ包交の技術指導を行い、実際に体験している場面

シーネ包交の技術指導を行い、
実際に体験している場面

新人看護師からのメッセージ(動画)




【1からわかる整形外科看護マニュアル】

パワーアップ版 1からわかる整形外科看護マニュアル 川嶌整形外科病院看護部編SEIKEGEKAKANGO 2001年春季増刊「1からわかる整形外科看護マニュアル 川嶌整形外科病院看護部編」から4年が経過し、内容を加筆・修正し単行本化「パワーアップ版 1からわかる整形外科看護マニュアル 川嶌整形外科病院看護部編」としてメディカ出版より2005年8月に発刊されしました。

今回のパワーアップ版では、従来の内容の改訂に加え、整形外科に多い疾患23症例を経過がわかるフローチャート形式で表し、疾患の特徴、看護とにわかりやすくまとめました。また、看護検討委員会が中心となり周手術期看護マニュアルを作成いたしました。

お蔭様で初版より2回の増刷を行い、7,000部の出版となりました。
新人看護師の方々、整形外科病棟で初めて勤務される方のお役にきっと立てると思います。ナビゲーターとしてご利用頂ければ幸いです。

詳しい内容・目次は「メディカ出版へ」

【新人ナースのための 1からわかる整形外科看護マニュアル】

新人ナースのための 1からわかる整形外科看護マニュアル 川嶌整形外科病院看護部編 2001年にメディカ出版様より「1からわかる整形外科看護マニュアル」を臨時増刊号として発刊させていただきました。当時は看護師や看護学生為の整形外科看護マニュアルは無く、ほとんどが医師の為の整形外科専門書でした。4年後メディカ出版社様より、書籍としての出版の機会を与えられ「パワーアップ版1からわかる整形外科看護マニュアル:川嶌整形外科看護部編」として出版させていただきました。新人看護師が1年かけて習得すべき基本的項目を集め編集いたしました。当院でも、新人看護師のマニュアルとして、又、実習生の学習資料として活用して参りました。しかし、医療・看護情勢、業務内容の変化から最新版作成のお話をいただき2012年10月発刊となりました。

 本書は臨床現場で実働している管理者たちが、当院のマニュアルをもとに作成したものです。急性期の整形外科看護師の業務手順を分かり易く解説し、また各疾患ごとの観察点や、治療過程のフローなど新人看護師さん達がイメージしやすいものと心掛け作成して参りました。
この本が整形外科で働く看護師さんや新人看護師さん、学生さん達に役立てられることを期待しております。

 尚、刊行の機会を与えてくださったメディカ出版編集部の皆様、協力してくださった当院の職員に深謝いたします。

詳しい内容・目次は「メディカ出版へ」